ひとりごと

私が、恋をして変わりたいなって思ったお話

ふたりめ

大学一年生

もとかれ1と別れて、その秋もとかれ2とつきあうことになった

ちょっと強引におした

 

優しかった

私の事否定しなかった

普通の人だと思った

いっこ上のサークルの人

 

女の子馴れしてなくてちょっとあれだったけど

まだ可愛がれる範疇だった

可愛がった

わんこみたいだと思った

私の方ができてしまった

甘やかす側に回ってしまった

年下なのに

私は甘やかされたかった

 

猫を叩く人だった

家の猫

ひとつひいた

 

マイクを通した声はかっこよかった、たぶん

マイク通さないその声はそうは思えなかった

 

声録音されたりした

 

のんびりしてるのは好きだった

 

のろけがひどかった

したこと全部話す

可愛かったレベルじゃなく

赤裸々に

友達から聞いて

やめてっていった

やめてくれなかったからのろけを禁止した

少しずつ、言っていいこととだめなことを教えて判別がつくようになってくれたらいいかなって

 

電車が好きな人だった

旅が好きな人で、連れていってもらった

頑張って早起きした

お泊まりにわくわくした

泊まり先でされたことにはすっごく萎えた

男の人はそういうこと好きなんだなぁ

早く終わればいいのに

あぁいうのない旅してみたかった

どうせ無理だろうけど

 

Twitterの裏アカウント

そこで全部垂れ流してると先輩からきかされた

なんで「彼女」から、私から言わなきゃいけないの?

「ともだち」が注意してあげたらいいのに

 

言った

削除したって聞いた

またできた

いたちごっこ

あぁ、言っても治らないんだぁ

無駄なんだぁ

 

先輩に文面を見せられた

気持ち悪かった

私を見る目が変わったと言われた

あなたと「お友だち」が何とかすればいいのに

 

叱ってものらりくらり逃げちゃう

自分に都合がいいように殻にこもって

自分の事守るのが上手なんだぁ

私の事考えてくれてる訳じゃないんだぁ

 

もう無理だった

隣に座られるだけで寒気がした

 

大学二年生春

幹部交代まで待って、付き合った頃言ってたように幹部引退後にあの人があと腐れなく居なくなれるようにしようと思ったのに

急がれた

三ヶ月早まった

私はサークルにいけなくなった

 

冬、彼に新しい彼女ができたと聞いた

身近な子だった

サークルの同期

同じ目に遭わないならいいと思ってた

私が言えることは言った

 

私は今の好きな人と付き合えて幸せだったから、素直に祝福した

私が最後にした「お願い」を彼が聞いてくれてたらいいなぁなんて期待も込めて

裏切られたみたいだけど

 

私が「彼女」ちゃんと連絡を取ることの運びになった翌日

私がされてたことを暴露された

性事情からなにからなにまで綴られたTwitterスクリーンショット

晒したのは先輩で

無許可で他二人にも拡散されてた

けっこう傷ついた

今の恋人が私の言いたいこと言ってくれた

 

その後それを知ったその子は「もとかの」になったんだけど

もとかのちゃんは「あれはおかしい!露出狂をしちゃいけませんってレベルの常識だよ!」って怒ってくれた

私がされてたのってそんなことだったんだ

姉さんには「それを何度も許してるのがびっくり」だって

 

わかんなかったなぁ

やっと、ちょっと「普通」に触れるようになった

 

それにしても

今カノの前で元カノの話するのがNGだってことくらい私でも知ってるよ?

わんこ可愛がってる場合じゃなかったみたい

私甘えたいんだもん

歳上ならいいかなって思ったけどダメだった

 

二年生の4月にあと人を振ったとき

次に恋人を作るのは

社会人になってからでいいって思った

ほんとうに「歳上」じゃないと私付き合えないんだ

甘やかしてもらえないから

 

そこから少し戻って一年生の終わり

3月

バイトを始めた

彼に逢った