ひとりごと

私が、恋をして変わりたいなって思ったお話

もとかれ

 

ひらがなで書くと変な感じ

最初の彼氏のお話

変な恋愛のお話

 

いいや

全部書いちゃおう

どうせ私しか見ないし

 

高校一年生

小中はずっと同じ顔ばっか見てきた

高校は、初めてほとんどが知らない人のセカイ

前の席の子と仲良くなった

家庭の授業、違う子とも仲良くなった

そのひとり

変な人だった

普通の人と違うことがしたいんだっけ

自分を特徴付けたいだっけ?

室長で、頭良くて

数学がすごいできる人

 

私数学強い人好きだな

まぁお父さんに似た人好きになるというならそうか

 

数学の宿題聞いてたり

沖の委員会の連絡とかとってたら仲良くなった

彼には好きな子がいて、その子とも仲良くなった

何だかんだ優しくて、愚痴とか話を聞いてくれた

何がきっかけだったか頭撫でてもらった

いつかハグもしてもらった

二人で出掛けることもあった

 

歪んだ関係のはじまり

 

10月、彼に彼女ができた

雨の日だった

あー、離れなきゃなーって思って

いろいろやめようと思った

メールの返信も遅くしたりした

 

何がきっかけか忘れたけど

結局やめられなかった

 

時々、前してもらってたようなことをしていた

浮気じゃないのかな

なんて

直接聞いたけど

まぁ素直に認めたりしないよね

私は

甘えられるのが嬉しかった

罪悪感もちながら

ぬるま湯に浸ってた

 

10月

すとーかーに遭った

待ち伏せされて

家まで付きまとわれて

放課後も寄ってこられて

首さわられて

髪引っ張られて

気持ち悪かった

ぞわぞわした

元々苦手だったのに

 

首がさわられるの気持ち悪い

後遺症みたい

最近ちょっと治った

ゆうはすごい

あったかい

 

手を握られた

抱き締められた

きすされそうになった

気持ち悪かった

感覚が消えなかった

痛いことしてもずっと残ってる

 

翌日から席が隣になった

過敏に反応するようになった

視界にいれたくなかった

 

手を繋がれるという事象を

なんで私はおかしいと思えなかったの?

 

高校二年生

彼が彼女と別れた

でも仲はよかった

私はよく彼と彼女と遊びにいった

誘われたから

都合がいいんだろうなぁと思いながら

彼が彼女と歩くのを見てるのが楽しかった

彼女のことを私は可愛がっていた

娘って呼んだりして

けっこう思ったこと言える子だった

 

私は当時

何が歪んでるのかまるでわからなかった

だからあんな関係になった

甘やかされたかった

話を聞いてほしかった

やさしくされたかった

 

冬、二人で出掛けた

雪が降った

手を繋いでもらった

恋人みたいだなーってぼんやり思った

だんだんエスカレートした

今思えば、彼女の代わりにしてたんだろう

 

あの人たちが別れたとき

たくさんメールした

この人はこんなにぐらぐらになるんだって

あらら なんて

 

2月

彼が冗談でキスしていい?とか言うから

いいよって答えた

どっちでもよかった

 

冗談には

ほんとでもうそでも

どっちになってもいいように答えることにしてる

 

そしたらキスされることになった

恋人のようなことをすることになった

 

公園の公衆トイレで脱がされたりもした

嫌だったけど

嫌って言ったら罵倒されるから

それで結局連れていかれるから

ユキは自分がよかったらそれでいいの?って

僕のしたいことはなにもさせてくれないのにって

言うのやめた

諦めた

未だに気持ちいいのがわからない

あれのおかげで開発の手間は省けてるだろうけど

「愛される」がわからない

あの行為に楽しみを見いだせない

早く終わればいいっていつも思ってた

 

「気持ちいいでしょ?」「ほらこんなになってるよ」「鏡見てよ」「舐めてよ」

なにもおもしろくない

 

4月

元彼女に復縁を迫られて

そこでやっと

私と付き合うことにしたらしい

あれは恋人としての行為ではなかったらしい

亀裂の入る音がした

あぁ、違ったんだ

わたしははじめてだったのに

 

だんだん話を聞いてくれなくなった

愚痴を言うところがなくなった

付き合ってるのは秘密と言われた

元彼女だけは知ってるって

あの人、自分の逃げ場はちゃんと用意してたんだなぁ

狡猾

 

夏になる前

大学に入って生活が落ち着いたら

振ろうと決めた

 

受験生だったから

せっかく旧七帝大に行ける頭があるんだったら

生かさなきゃもったいない

私はいけないその大学に

いけるんだから

受験失敗とか

浪人とか

あの人にはもったいない

なんかそう思った

 

振らなきゃいけないことを自覚した

でも彼に抱いてた歪んだ愛を捨てられなかった

歪んだ愛でもよかった

飢えて

渇いてた

 

一度「お父さんに似ている」と言ったことがある

人に似ていると言われるのは不愉快だと言われた

「そうだったら、結婚しても離婚しちゃうね」

訳がわからなかったけれど涙が出た

ぼろぼろ泣いた

驚かれた

それくらい離婚って言葉はトラウマだったらしい

知らなかった

 

「お前程度の家庭環境どこにでもある

うちだって妹が…………」

どこにでもあるって言葉にびっくりした

自分を特別視するなって言われて

あぁ、そうなんだって

大変だなぁ

こんな変な家、なくていいのに

みんなこんなにひどいんだ

へぇー

 

馬鹿にしながら私の話聞いてたんだ

 

いつだったか気づいた

この人は、私の発言に怒ってるんじゃない

きっかけを私に全部被せて

私のことを罵倒するのが好きなんだ

当たり散らして、私のことを全否定して

思うままにしたいんだ

 

元から冷めてて

もっと冷めた

早く受験が終わればいいのに

 

聞き流すのも慣れた

したいようにしたらいい

私はもうなにも言わないから

不満も嫌なことも

なんにも言わなければ何も言われない

 

そうしたら

今度は「何も言わない」ことに怒られた

なにも言いたくないから流した

私が悪いんだ

 

今好きな人を知ったのは、受験の少し前

それくらい

体育でリーダーになって

あ、かっこいいって一目見て思った

こんな人好きになれたら良いなぁ

素敵だなぁ

でも私彼氏いるから浮気になるのかな

でも振る予定だし

誰にも言わなかったらいいかな!

 

かっこよかった

ちょっと目が合うのとか

名前呼ばれるのとか

ファイル渡されるのとか

どきどきした

楽しかった

 

二回惚れたって言われても否定できない

ほかほかした

体育が終わってからも、彼の姿を見つけるの好きだった

後ろの席の人に時々会いに来てたから

話してるの聞くの好きだった

 

彼は大学に合格した

私もなんの問題もなかった

 

遠距離恋愛」になった

 

メールは来てた

会いに行くのは私から

一時間半と電車賃をかけて

立ちっぱなしで立ちくらみ起こしたこともあった

貧血は心配だったけど

そういえば心配してくれなかったな

なけなしのお小遣いで会いに行った

 

彼の家にも呼んでもらった

手料理も食べさせてもらった

料理はうまいと聞いてたけど

すっごく手つきが怖かった

創作料理を出された気がする

 

6月

会いに行く日の前、忙しくて疲れてた

明日行くの遅くなるかもって

遠回しに伝えた

翌日、やっぱり寝坊した

予定の電車を一本乗り過ごした

すごく怒られた

朝早く起きて、出掛ける準備して

時間もお金もかけて

会いに行こうと思ったのに

15分遅れただけで私の全部否定する勢いで怒られた

 

ぶちんっていった

もういいだろうって思った

 

「今日もう行かない」

それだけ

 

一人で街で遊ぶことにした

 

今日だけはお願いだから来てって

懇願された

嫌って突っぱねた

あんなにうろたえると思ってなかった

私のお願いなんて聞かなかったのに

そんなにお願いされると思わなかった

あの人の元へ行くことに意味を見いだせなかった

会ってもまた遅刻をぐちぐち怒られるだけなんだから

楽しくない

 

だったら一人で遊ぶ

アクセサリー見て

かわいい雑貨いっぱい見て

お洋服見て

美味しいランチ食べる

 

楽しかった

すーっごく

初めて一人で散策した

お金も使った

あれを衝動買いって言うんだろう

気分が晴れた

 

勢い、姉妹くらい仲がよくて、妹って紹介するくらいの子に連絡した

彼氏振りたいから遊びに行っていい?みたいなことをいった気がする

いいよって言ってくれた

彼氏とのメール全部見せて、相談した

別れるって一点張り

復縁は拒否

すがられた

いつも高圧的なのに

びっくりした

はじめて立場が逆転した

こんなに清々しいんだって

 

簡単に会いに来れない距離にいることに感謝した

会いたくなかったから

それに、どうしてもだったら会いに来るんでしょ?

知らないけど

 

毎日体調不良の連絡をもらった

ご飯が喉を通らない

すぐ戻す

友だちに顔色が悪いと心配された

興味はなかったけど、単純に心配だった

大丈夫?って送ったのは、あとから聞いたらだめだったらしい

 

会いたいって言われた

私は会いたくなかった

なんで振るのって聞かれた

今まで散々言ったよって返した

ひとつもきいてくれなかったじゃない

彼は何をいってるのだろう?

 

誕生日にもらったアクセサリーを思い出に返して欲しいと言われた

玄関先に箱をおいとけばいいかなって嫌々承諾した

結局予定があわなかったみたいでなしになった

ほっとした

 

メールと電話とTwitterとLINE

全部着信拒否にした

ブロックした

 

すごかった

新しいアカウント作ってまで

私に連絡を取ろうとして来た

裏で愚痴ったら

表で俺について言ってるの知ってるんだからなって切れられた

あぁ、あのこ言ったのかぁって

特になにも思わなかった

仲がいいんだなーって

裏で何か言う度レスが来た

気持ち悪かった

ブロックしない方がましだったのかもしれない

妹の方にも

「僕の何が悪かったのか教えてください」

なんていう

気味悪がられるリプが送られてきてた

迷惑かけちゃったな

 

1ヶ月か2ヶ月くらいそんなので

落ち着いたかなーって思った頃にまたメールが来た

三人目の彼女ができたらしい

知ってる人だった

顔見知りで、友達の友達

いい子なのに

あんな人と付き合うのか

酷い目に遭わないといいなぁって

すこうしだけ漏らした

すぐ伝わって

また罵倒された

じゃあ私に言わないでよ

なんかすごく嫌みを言われた

 

暑中見舞が届いた

もういいかなってふざけてツイートしたら

昔の男引きずってんなよ

鬱ツイートみんな嫌がってるよ

あの子はブロックしたって

あの子はミュートしたって

みたいな

もう関わりもない子達を引き合いに出されてまたぐさぐさぐさぐさ

トーカー向いてると思う

どうでもよかった

 

あの人私の事罵倒するの大好きだから

 

大学の友達に相談した

なんで付き合ってたの?とか

よく振らなかったねとか

慰めてもらった

変なことだったんだ

知らなかった

 

次はいい人に会えるといいね

懐の広い人がいいんだろうね

知らないセカイだーって思うくらい優しかった

サークル楽しかった